星4.3でも、返信が冷たい店には入りにくい。 の挿絵

私も見ます。

自分の店については、「数字だけで判断しないでほしい」と思っています。
でも、知らない街でご飯を食べる時は、しっかり星を見ます。

人間というのは勝手なものです。

自分の店の星は、文脈で見てほしい。
人の店の星は、数字で見たい。

たいへん都合よくできています。

星が低いと、少し身構える。
星が高いと、少し安心する。

それは自然なことだと思います。

でも実際には、星の数だけで店を決めているわけではありません。

星4.1の店と、星4.3の店がある。
では必ず4.3の店に行くかというと、そうでもない。

写真を見る。
クチコミの中身を見る。
メニューを見る。
外観を見る。
そして、意外と見ているのが、お店からの返信です。

そこに、店の温度が出るからです。

良いクチコミに対して、毎回まったく同じ定型文だけで返している店。
悪いクチコミに対して、少し怒っているのがにじんでいる店。
どの投稿にも、まったく返信していない店。

もちろん、事情はあると思います。

忙しかったのかもしれない。
人手が足りなかったのかもしれない。
返信の仕方が分からなかったのかもしれない。
そもそもGoogleマップをあまり見ていないのかもしれない。

でも、お客様から見えるのは、そこに置かれている言葉だけです。

星の数は、店の評価かもしれません。
でも返信の温度は、店の姿勢です。

これから来るお客様が本当に知りたいのは、点数だけではありません。

自分がこの店に入っても大丈夫そうか。
嫌な思いをしなさそうか。
初めてでも、ちゃんと扱ってもらえそうか。
何かあった時に、向き合ってくれそうか。

その不安を、返信の温度がほどいてくれることがあります。

星4.8でも、返信が冷たいと少し不安になります。

「人気はあるけど、なんか怖いな」

そう感じることがある。

逆に、星4.1でも、返信が丁寧で、落ち着いていて、店の人柄が見えると、

「ここは大丈夫かもしれない」

と思えることがある。

数字は大事です。
でも、数字だけでは人は動きません。

人は、最後に“気配”を見ています。

ちゃんと迎えてくれそうか。
ちゃんと向き合ってくれそうか。
ちゃんと商売をしていそうか。

Googleマップの中で、その気配を伝えるもののひとつが、クチコミ返信です。

FRONTCASTでやりたいのは、星をどうこうすることではありません。

星の後ろにある、店の見え方を整えることです。

お客様は、数字だけを見ているようで、実はその奥にある人の温度を見ています。

星の数で候補に入り、返信の温度で安心する。

そういう選ばれ方が、これからますます増えていくと思っています。